2.現地見学

気になる物件は積極的に現地見学へ出かけましょう。収集した物件情報だけでは建物の状態や、周辺環境まで具体的にはわかりません。現地を見学するのが近道です。 現地を訪問して見学すると、物件の資料以上に多くのことが見えてきます。しかし、物件をただ眺めているだけ・現地へ足を運ぶだけでは、何となく「いいかも?・・・」「もうちょっと?・・・」と、かえって悩んでしまうことも。 不動産は1点ものです。悩み過ぎて後悔しないように、現地見学でチェックしておきたいポイントと決め時についてご紹介します。

現地見学でのチェックポイント

印刷した物件資料や、自分で作ったチェック項目と照らし合わせながら、ひとつひとつ確認していくと漏れがなくスムーズです。
1) 事前に収集した情報と一致しているかチェック
チラシや広告など事前に収集した情報と事実が一致しているかチェック。特に、備え付けの設備は広告上の記載と実物とで食い違いがおきやすい点です。
2) 物件資料に記載されていないことのチェック
「築年数の割に新しく感じる」「風呂の傷みが気になる」「午後は陽が当たらない」など、図面ではよくわからないことをチェックします。
建物周辺 敷地状況(隣家との接し具合や、水はけ、ガレージの出し入れ、エレベータの位置など)
建物内 内装・外装の材質、汚れ、ひびなどの状態
冷暖房設備設置状況
部屋数、間取りごとの使いやすさ
増改築・リフォームの必要性
各部屋の向き、日当たり、風通し
収納スペースの状況
3) 周辺環境のチェック
長く暮らすうえで周辺環境は重要です。最寄りの駅への所要時間、学校・公園・病院・商店街など、物件資料に記載されている点は、実際に歩いてみたり、車でまわってみたり、時間が許せば下調べされることをおすすめします。
それ以外にも、生活に必要だと思うものは事前にリストアップしておきたいところです。
平日と日曜とでは、道路の混みぐあいや騒音などが大きく変わる場合もあります。近隣にお住まいの方や交番などで聞いてみるのも良い方法です。
公共交通機関 駅までの所要時間、始発・最終時間、混雑状況など
公共施設 病院・公園・図書館など
周辺道路 交通量、混雑状況、高速・バイパスへのアクセスなど
商業施設 商店街、スーパー、コンビニ、飲食店など
その他施設 集会所、公民館などの地域施設
教育施設 学校、学区、スクールゾーンなど
その他の周辺環境 騒音、ばい煙など 特に街道沿いや、高速・バイパス付近は気になるポイントです。

物件の決め時

不動産を購入される目的や動機、物件や周辺環境への条件はみなさま様々ですが、すべてが100点満点というわけにいかないのが現実です。予算、地域、利回りなど、譲れない条件と、どの条件ならどのくらいまでなら譲歩できるか、自分なりの目安を立てておきましょう。

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